今回ご紹介するドラマは10月より放送が開始された
「iffet・イフェット」です。

iffetは主人公の名前で「純潔」「高潔」という意味があります。
その名の通り、主人公女性のイフェットは純潔そのもの。
画像では少し分かりづらいかもしれませんが、
彼女はいつも「iffet」と書かれたトップのついたペンダントを着用しています。
以下、ドラマのストーリーです。
(日本滞在中の3週間は観れませんでしたので、若干不足分・間違いがあるかもしれません。その際はご容赦下さい・・・!)
イフェットは厳格な父親と年の離れた妹と共に、
イスタンブールの下町で暮らしています。
恋仲のCemil(ジェミル)がいますが、父親には内緒の交際です。

厳しい父親と、そしてまだ学生である妹の世話・家事が中心の生活。
「外で働きたい」という強い意志はあるものの、
いつも父親に押し潰されてしまいます。
そんなイフェットの願いを叶えたのが、彼女の叔母でした。
叔母はイスタンブール郊外の、とある豪邸で家政婦の仕事をしています。
イフェットの願望を知った叔母は、
自分の勤め先でイフェットが働けるように取り計らうのです。
そしてイフェットが働く事を大反対している父親をも、
何とか上手く説得してくれます。
叔母の助けを得て、家政婦の仕事(通い)をスタートさせたイフェット。
持ち前の優しい心配りで、精一杯仕事に励みます。
そんな一生懸命なイフェットの姿に、
家の主であるAli İhsan(アリ・イフサン)は次第に好意を抱き始めます。
そしてイフェットも、
紳士的で且つきさくなアリ・イフサンに尊敬の念を持ちます。

ある休日、イフェットはジェミルとドライブへ出掛けます。
ですが・・・楽しいはずのデートは、
ジェミルの突然沸いた暴力的な欲望によって悪夢へと変わりました。
数日後、体調の変化に気が付いたイフェットは妊娠検査薬を使います。
結果は「ポジティブ」でした。
この事をジェミルに告げると・・・
何と彼は責任を放棄してイフェットの元から去って行きます。
それどころか、
「借金を肩代わりするから娘と結婚しろ」という雇用主の要求を呑み、
イフェットとは別の女性と婚約を結ぶのです。
傷心のイフェットは父親との口論の際に父より張り手を受け、
階段から転がり落ちてしまいます。
そしてその時の衝撃が原因で、
イフェットは悲しい事に流産してしまうのです・・・
自宅よりも勤め先での療養を勧めた叔母の言葉に従って、
数日間、床に就くイフェット。
そんなイフェットをアリ・イフサンは優しく労わります。

アリ・イフサンの人柄を信じて、イフェットは彼に全てを告白します。
アリ・イフサンは彼女を咎めるどころか、
(注:トルコの文化ではこのようなケースの場合、
被害者側の女性が逆に「責められる」「非難される」事があります)
イフェットの心の傷が一日でも早く癒えるように、彼女の支えになるのです。

日に日に元気を取り戻して行く健気なイフェットを見て、
アリ・イフサンは「ある決意」をします・・・
そんな中、イフェットの父親も自らに「大きな決断」を下していました。
その決断が実行されるのは・・・
娘を苦しめた憎きジェミルの結婚式当日です。
精肉店を営む父親は仕事で使用する鋭利な刃物を握り締め、
ひとり静かに結婚式会場へと向かうのです・・・

何も知らずに祝福を浴びるジェミルとその花嫁、
誓いの儀式が終わり出席者の前に笑顔で現れます。
その瞬間・・・
父親が警察へ出頭したという報せを受け、愕然とするイフェット。
すぐに父親が拘束されている警察署へ急ぎます。
丁度別の場所へ移送される父親の姿を見て、静かに泣くイフェット。
普段は決して「心の闇」を表に出さない父親も、
この時ばかりは我が娘の心の傷みを思い涙を流します。
「イフェットの父親が犯罪を犯した」
この事はすぐに勤め先に伝わりました。
最初からイフェットを目の敵にしているアリ・イフサンの姉は、
すぐさまイフェットの解雇を望みます。
ですがアリ・イフサンはそれには全く応じずに、
イフェットの身を案じて彼女の家へ行きます。
「弁護士が必要であればすぐに手配をする」と
イフェット家族(イフェット・妹・叔母)に申し出るアリ・イフサン。
それを拒否はしながらもアリ・イフサンの大きな好意に、
イフェットは救われるような気持ちになるのです・・・
父親の服役を覚悟していたイフェット達でしたが、
ジェミルは示談を表明し、イフェットの父親はすぐに釈放されました。
安堵と喜びに浮き立つイフェット・・・
イフェットの父親の問題がひと段落した事を知ったアリ・イフサンは、
イフェットに「ある決意」を告げる為、彼女を家から誘い出します。
イフェットが連れて行かれた場所は、誰もいない夜の遊園地でした。
アリ・イフサンが彼女の為に借りたのです。
そしてイフェットは煌くメリーゴーランドの前で、
アリ・イフサンからプロポーズを受けます。

突然のプロポーズに戸惑うイフェット。
アリ・イフサンの元で長年働き、彼の人柄の良さを誰よりも知っている叔母は、
そんな迷いの中にいるイフェットの背中を優しく押します。
「あなたはこれからは幸せにならなければいけない。
アリ・イフサン氏なら、きっとあなたを幸せにしてくれる」
一度はプロポーズを断ったイフェットですが、
アリ・イフサンの愛情と懐の大きさを信じて、
最後にはプロポーズを笑顔で受け入れます・・・
そして晴れて結婚の日・・・
白いドレスに身を包んだ美しいイフェットを見て、
私・・・泣きました・・・

「これでHAPPY ENDなのですよ」と書きたいところですが・・・
トルコのドラマはまだまだ長いです、まだまだ続くのです!
言うなれば、これからがドラマの本当のスタートかもしれません。
策略結婚に応じたジェミルは、妻との関係が早くも破綻寸前。
そればかりでは無く、執拗にイフェットを諦めません。
そう、一度はイフェットを「捨てた」にも関わらず、
今でもイフェットを愛していて、彼女の結婚を認めていないのです。
(なんて身勝手なのでしょうね・・・)
彼女に近付く為には手段を選ばず、
アリ・イフサンの娘(前妻との間に出来た子供)と親しくなります。
イフェットはイフェットで、
アリ・イフサンの姉から徹底的に挑戦状を叩きつけられます。
そしてアリ・イフサンの元婚約者の女性も、イフェットを憎んでいます。
アリ・イフサンはアパレル会社を兄弟と共に経営していますが、
「お金がありハンサムで独身」の彼は、
女性達から羨望の眼差しを向けられています。
「よりによってアリ・イフサンが家政婦と結婚するなんて!」
と、イフェットは行く先々で、
アリ・イフサンを密かに狙っていた女性達から嫌がらせを受けてしまったり・・・
私はドラマを観る度に・・・
「アリ・イフサンって本当に素敵だな・・・まさしく女性が望む理想の男性像だな!」
と思っています。なのですが・・・
「まさしく女の敵」とも言えるジェミルもまた、魅力的なんですよね~

イフェットを演じているのはDeniz Çakırという女優さんです。
とっても美しいお方ですよね、いつも見とれてしまいます!
彼女は数年に渡るロングランを続けた、
トルコでは大変有名なドラマに出演されていました。
ですので知名度・人気は抜群の女優さんです。
一方、ジェミルを演じるのはİbrahim Çelikkol。
彼もつい最近までは他局のドラマに出演されていました。
(ドストエフスキー原作「カラマーゾフの兄弟」が下敷きとなったドラマでした)
前のドラマを観ている時は全く感じませんでしたが、
ハンサムですよね~彼。
こういう「悪い男」は、案外はまり役かもしれません。
ちなみに友達のトルコ人女子も「たまんない」と言っています(笑)

最後に「iffet」放送のSTAR TV局のサイトは
コチラ
「iffet」番組特別サイトは
コチラ
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